日田青年会議所は1953年6月に全国で51番目に誕生しました。そのきっかけとなったのは73年前に日田を襲った大水害でした。七人の青年が復興のために立ち上がり結成し、それからいくつもの時代で困難や災害を乗り越え日田青年会議所を引き継いでこられた全ての先輩方へ、まずは感謝を申し上げます。 令和の時代に入ってもなお世界は急速に変化し続け、技術の進歩は目覚ましく生成AI、量子コンピューターなどの登場により人類は更なる進化を遂げるかもしれません。しかしながらそんな世の中だからこそ人と人との現実での繋がりを大切に、それぞれが自身で考え行動し、今までの常識を疑い、変化に柔軟に対応する事が地域を、そして日田青年会議所を次の世代へと繋ぐために必要です。
私は26歳で青年会議所へ入会しました。入会した当時は特に高い志があった訳ではなく、ただ色んな人達と交流できればいいなと深く考えずに青年会議所活動に参加していました。委員会や事業でも先輩の言われた事だけをする自主性のない人間でした。そんな私にも転機が訪れます。初めてまちづくり委員長の役職を頂いた時の事でした。当時はパソコン操作もままならず、理事会での発言さえも曖昧で、時に先輩方から大変厳しいご指摘を受けました。必死に役職を全うし何とか一年間が終えた時には一人の人間として非常に大きな成長を感じていました。また本気で地域のためを思い、自らの時間をささげ必死に頑張り、事業報告議案の審議を頂いたときや卒業式などで涙を流しながら感謝を語る先輩方の背中を見ました。きっとまごころを持って行動したからこそ思いは通じたのだと思います。いつしか自分もこうなりたいと思うようになりました。青年会議所では役職を受ける事や事業に参加する事で仕事だけでは気付かない事に出会い、無限の可能性と成長の機会が得られます。そこから得た経験や成長は仕事や地域に還元することができ一人ひとりの成長が地域の活性化に繋がります。
総務広報委員会は日田青年会議所の組織運営の要です。毎月、開催する例会は全会員が組織の方向性を共有し、会員同士のコミュニケーションが直接取れる貴重な場になります。この会員同士の繋がりを強くし方向性を一致させるために、例会に参加する意義を伝え、出席率向上のために会員が参加したくなる例会を企画し、また会員相互のコミュニケーションの場を作る事が重要です。 広報活動も総務広報委員会の重要な担いです。我々が素晴らしい事業をしていても、地域の多くの方々に知ってもらえなければ、日田青年会議所の認知向上、ブランディングには繋がりません。一人でも多くの人々に我々の歩み、事業を効果的に発信し、我々の運動を知ってもらう事が、日田青年会議所の認知向上、ブランディング、会員拡大にも繋がります。
1. 例会・総会の企画運営
2. 各種情報発信及び広報活動
3. 出向者の支援
日田市は歴史や文化、自然に溢れたまちであり、近年では海外からの注目度も高まり観光客と移住者数も増加傾向にあります。しかしながら日田市全体としての人口減少傾向は変わらず、地域の伝統文化や産業が持続不能に陥る危険性があります。持続可能なまちづくりに必要な事は、まずは我々自身がまちの魅力を再認識し、それらを組み合わせることによって新たな価値を創造する事が必要です。我々が単独で事業を行うのではなく、市民、行政、地域、組合等の各種団体を繋げるハブとして、まちづくりの着火剤となり事業を起こし自走していく仕組み作りを構築する事が必要です。
1. 地域のハブとなるまちづくり事業
2. 市民、行政、各団体との連携
3. 出向者の支援
時代の変化が激しい中、技術も日進月歩で進化しています。特に人工知能の発達は著しく、近い将来には人間の知能を超える日が訪れる可能性も指摘されています。こうした社会の大きな変化の中で、近年、子どもたちの心の幸福感が低いことが大きな課題となっています。その背景には、学力競争や将来への不安、SNS の普及による他者比較の増加、家庭や地域のつながりの希薄化など、多くの要因が複雑に影響しています。また、失敗を恐れて挑戦を避ける傾向が強まり、自分の価値を実感しにくい環境も幸福感の低下につながっています。こうした課題を乗り越え心の幸福感を高めるには何よりも子ども自身の自己肯定感の向上が必要で、自らの長所に気づき認め、主張性と挑戦心を持って行動し、同時に自分が誰かの役に立っていると実感できる自己有用感も育む事が重要です。未来の地域を担うのは子ども達です。我々は子ども達や、地域の将来のためにもデジタルの社会では出来ない現実世界での様々な体験を通じて、我々大人達も同時に楽しみながら、成長の機会を子ども達に与える事が必要です。また、少子高齢化は献血者の高齢化という新たな課題も生み出しています。若い世代に献血の重要性を伝え、実際に行動してもらうためには、若者自身がどうすれば同世代に献血に参加してもらえるかを主体的に考え、実践することが大切です。
1. 自己肯定感と自己有用感を高める事業
2. 献血運動
3. 出向者の支援
会員拡大は日田青年会議所を未来へと繋いでいくために大変重要な担いです。会員数が増える事で組織として出来る事も増えますし、メンバー間の相乗効果も増大します。今年度は10名の卒業生がいます。それにともない会員拡大の成功が必須となります。会員拡大に必勝法などありません。先入観を捨て多くの候補者に直接アプローチする事が重要です。また国際交流も大事な担いです。青年会議所の機会として国際交流があります。国を超え同じ理念を共有する会員同士が交流する事で広い視野を持つ事が出来ます。今年度は韓国釜山沙上青年会議所との再調印式が行われます。今年で調印40周年となり5年に一度しかないしかない貴重な機会としてとらえて、先輩方も巻き込み多くの会員同士で積極的な交流を図ります。また10名の卒業生に対してこれまでの感謝を伝え、青年会議所に在籍して良かったと誇りを持って卒業してもらえるようなセレモニーで送り出します。
1. 会員拡大事業
2. 国際交流事業
3. 卒業セレモニー
4. 出向者の支援
今年度は大分ブロック協議会に、副会長と委員長の二名が出向します。 LOMの垣根を超えた枠組みで行動する事で私自身も非常に多くの事を学びました。日田の枠組みを超えて大分県の枠組みで運動を展開し、そこで得た学びや人脈をLOMへ還元する事が未来の日田青年会議所の礎となります。しかしながら大分ブロック協議会への役員出向は、大きな経験が出来る代わりに負担が大きくなります。我々は出向者へ寄り添い、寂しい思いをさせないように未来の日田のためにも全会員で支えて行きましょう。
この組織には無限の可能性と普段の生活では得られない貴重な機会があります。昨今では合理性が求められコストパフォーマンスを重視する風潮があり、自分のためになる事ばかり追い求めてしまいがちです。しかしながら私は青年会議所には普段接する事が出来ないような経験(点)を作る機会が非常に多くあると考えています。卒業するまでに普段接する事が出来ないような事業、各種大会に参加する事で、様々な点を作る事が出来ます。それらの経験(点)は青年会議所を卒業しても今後の人生において振り返るといつしかそれがきっと線となって繋がる時があります。 自分一人で出来る事には限界があります。しかしこの組織で出来る事には限界がありません。地域のために仲間のために利他の精神と誠の心をもって行動すれば必ず思いは届きます。あなたなら出来ます。あなたとなら出来ます。皆が前を向いて明るく進める日田を共につくっていきましょう。
