2022年度 理事長所信

2020年に世界的に感染拡大した新型コロナウイルスは、変異株が猛威を振るい、収束の兆しが見えない状況です。犠牲になられた方のご冥福をお祈りするとともに、罹患された方々、ご家族、関係者の皆様へ心よりお見舞い申し上げます。また、この新型コロナウイルスと日々奮闘されている医療関係者の皆様、感染拡大防止に尽力されている方々へ深く感謝申し上げます。


はじめに

新型コロナウイルスが猛威を振るい、私たちの当たり前の日常は当たり前では無くなりました。感染拡大防止のために、会いたい人に会えない。集まりたい仲間と集まれない。医療従事者や保健所の方々は、罹患された方々を救うために日々このウイルスと戦っていて、飲食業や観光業、関連業種の方々は感染拡大防止対策で必死に時短営業や業態転換を行っています。様々な方々が影響を受けつつもウイルスに負けないように戦っています。日本の青年会議所は戦後の混沌とした社会情勢の中「新日本の再建は我々青年の仕事である」と前身である東京青年商工会議所が創立されました。その運動は全国で共感が広がり、各地で青年会議所が立ち上がっていきます。私たちのまち日田でも69年前、大水害からの復興を誓い、7人の青年が奮起し、日田青年会議所が発足しました。そこから69年間、まちの様々な問題に取り組み、困っている方に手を差し伸べ、自己研鑽に励み、共に励ましあい、自分たちの住み暮らすまちを自分たちの手でより良くしていこうと、先輩たちが歴史を積み重ねて下さいました。その積み重ねた歴史を想うと、コロナ禍においても私たちは前を向き続ける必要があります。笑顔が溢れるまちを目指して運動を展開しましょう。


時代に合わせ変わることを恐れず、先人の想いを引き継ぐ

社会構造が大きく変化して行く中、共働き家庭が増え、多様なライフスタイルが確立された現代において、仕事、プライベート、そして青年会議所運動とバランスを取る必要があります。今までの慣例を見直し、良いことは引継ぎ、変えるべきことは変える、効率化を図り、私たちの力を最大限に発揮できるように環境を最適化します。加えて新型コロナウイルスの感染を予防しながら運動を展開していくことも重要です。2020年、2021年と感染対策をしながら運動を行ってきた実績と経験を引継ぎ、対策を万全に考え運動を行って参ります。特に忘れてはいけないのは先人から引き継いだ想いです。私自身、この日田青年会議所で沢山のことを学ばせていただきました。礼節をもつこと、他人を思いやること、そして楽しむ時はとことん楽しむ。私は先輩たちの背中を見て、先輩たちのようなカッコいい大人でありたいと思い青年会議所生活を続けて来ました。この大切な想いを、次世代を担うメンバーに伝えていきます。


総務広報委員会

総務広報委員会は組織の重要な軸です。全メンバーが集まる機会である例会は、組織の方向性や各委員会の動きを共有し、全メンバーと交流できる貴重な場です。青年会議所のことだけではなく、ビジネスの機会やスポーツでの交流等を創出し、公私共にメンバー間の結束力を高める例会運営を行います。総会は日田青年会議所の最高議決機関です。総会に参画することの大切さを広く周知し、未来への大切な意思決定を行います。また、日田青年会議所が地域で認められる存在であるためには広報活動が重要です。効果的な広報を思案し、私たちの情熱が地域の皆様に伝播する広報活動を展開します。


SDGs経営推進委員会

現在では多くの地方自治体が人口減少の問題を抱えています。私たちのまち日田市も例外なく人口減少が進んでいます。日田市の人口ビジョンによると、若い世代が進学や就職で市外へ多く転出することが原因です。人口流出を食い止め、若い世代が住み続けたいと思う故郷を創るためには、ワークライフバランスを考え、社会的な課題の解決に取り組む魅力的な地元企業の増加が必要です。私たちは青年経済人として、多様なライフスタイルに合わせ、SDGs(持続可能な開発目標)を意識した経営の研究、推進に邁進いたします。また、地域コミュニティーの活性化を図るために、市民、行政、各団体との連携を強化し、共創力を高めます。


未来を拓く力育成委員会

現代の変化はスピードが速く、膨大な情報が流れてくる社会において、様々な価値観に触れる機会があります。そのような環境下でも、最近の子供たちは実に優秀で、道徳観もしっかりしており、大変頼もしく感じる機会が多くあります。しかし、文部科学省の統計によると、そんな頼もしいと思っていた子供たちは、自己肯定感が低いという結果が出ており、大変憂慮すべき問題です。子供たちが自他を肯定し、夢や希望を持って将来を切り拓けるように、精神的、社会的自立感を高めます。また、自己有用感を高めるために、子供たちが仲間と連携して社会貢献する運動を行います。


拡大交流委員会

私たちが行う運動は、持続可能な明るい豊かな社会の実現を目指し、日田のまちの将来を自分たちの手で作っていく気概を持った、多くの同志が必要です。私たちの理念に共感してもらい、日田青年会議所の運動を加速させる、情熱漲る拡大運動を展開します。また、近年、在籍年数の短いメンバーも増えており、なぜ青年会議所の運動を行うのか、答えを見いだせないメンバーもいます。今一度私たちの運動を振り返り、運動の理念を見つめる研修運動を行います。さらに、青年会議所は世界中にある組織です。2021年、韓国釜山沙上青年会議所とは姉妹締結を再調印し、私たちは熱い友情で結ばれています。国際平和を実現するために、笑顔が溢れる民間外交を実施し、国際感覚を養い、異文化交流を楽しみます。


卒業セレモニー特別委員会

本年度も今まで日田青年会議所の運動にご尽力された方々が卒業を迎えます。毎年迎える祝福と寂しさを感じる瞬間です。卒業生に感謝の気持ちを伝えるとともに、心に残るセレモニーにいたします。


日田の質的価値発信会議

本年度は全国大会が大分で開催されます。全国大会が大分で開催されることは史上初めてです。私たちのまち日田には沢山の質的価値を持った名物があり、全国に発信できる貴重な好機です。この機会を全メンバーで体感し、次世代に語り継ぎます。


出向役員の支援について

本年度は大分ブロック協議会役員に顧問、委員長の2名出向しております。日田青年会議所の代表として全メンバーで支援します。出向役員は今後、日田青年会議所にとって素晴らしい経験を持ち帰ってくれると信じています。


結びに

私が初めて青年会議所の委員長を仰せつかった時、委員会名が「笑顔溢れる総務広報委員会」でした。とても素晴らしい委員会名をいただいたなと思っています。青年会議所運動を何のために行っているのか。それは誰かの笑顔のためだと思います。まちに笑顔が溢れていれば、そのまちは素晴らしいまちだと思います。私たちのまちには様々な課題がありますが、沢山の人々が誰かの笑顔のために行動をおこせば、必ずこのまちがより良いまちになって行くと信じています。それが日田市を、大分県を、九州を、いずれは日本をより良い国にしていくことと信じています。さあ、前を向きましょう。笑顔溢れるまちへ。






2022年度スローガン