2023年度 基本方針

副理事長

総務共有委員会 西河 勇介

創立70年を迎える日田青年会議所は、これまで多くの歴史を紡いできました。諸先輩方が地域の為、人の為という思いを行動に移してこられた結果が今に繋がっていると思います。だからこそ、過去から繋がるこの思いや、青年会議所の理念をメンバー同士で共有し合い、更なる発展と成長の機会を創出する必要があります。まずは、総務共有共有委員会は、例会・総会の運営、各委員会が行う事業の広報活動を行います。例会は全メンバーが集う月1回の重要な場だからこそ、最大限に活かさなければなりません。それは、普段委員会毎での活動を行っている中、私達青年会議所の理念を共有する為に、実際に各委員会の話しを聞き、思いを一つに集結する為だからです。現在のSNSは、幅広い方々へ周知を行うのに最適です。この機を活かし、改めて日田青年会議所とは、どんな団体なのか、日田市の地域活性の為にどのような活動をしているのか、正しい情報を迅速に且つ見える化し、伝えていく必要があります。結びに、私達の可能性は無限にあります。メンバー間、地域を繋ぎ、より一層共に歩み続ける為の手法を委員会メンバーと共に議論を重ね向上していきます。これまで歩み続けた長き道と、先に繋がる未来への懸け橋として、私達は歩を進めて参ります。


まちづくり共創委員会 清水 勝

2020年から始まった新型コロナウイルス感染症も3年間の月日が過ぎ、今まで当たり前のことが当たり前じゃ無い時代を迎えていました。まだまだコロナウイルス感染症とも向き合って行かなければなりませんが、日田では、自然災害、少子高齢化などの社会問題も多くあり、その問題解決にも真剣に取り組んで行かなければなりません。その為に、まちづくり共創委員会では、実りある明るい豊かな社会の現実を目指して参ります。今後欠かせなくなる SDGs(持続可能な開発目標)を取り入れた事業を、日田の魅力も発信しつつ市民の皆様に身近に感じていただけるよう構築し、様々な問題解決に取り組みます。また、まちづくり共創委員会は、メンバーをはじめ行政や各団体と分け隔てなく交わり、多様性(ダイバーシティ)を受けいれ、地域活性化を共に盛り上げていきます。多種多様の仲間がいる日田青年会議所だからこそ出来る事業を展開していき、誰もが日田を好きになる運動を実施していきます。最後に、本年新しい時代と共に70周年の日田青年会議所が進みだします。まちづくり共創委員会はこれまでの経験を糧に、日田市と共に歩み続けるまちづくり運動を展開して参ります。


青少年共育委員会  諌本 源太

核家族化の進む現代社会において、自分たちだけで子どもを産み育てることに不安を感じている家庭が増えており、これに伴い出生率の減少による少子化が進んでおります。しかしながら、子どもは親だけが育てるのではなく、社会全体で育てていくべきであると考えます。また昨今の課題として、若者の社会問題に対する意識の稀薄化も懸念されております。私たち子育て世代は、現代社会に在る社会問題を子どもと共に、更にはまちと共に考えていく必要があります。当委員会では、社会問題に対する意識の醸成を促す運動の一つとして、青少年と共に考える献血事業を展開します。また、今年70周年を迎えた日田青年会議所では、青少年が様々な体験を通して学ぶ機会を創出し、事業を行ってきました。今年は、更に日田市との連携を強め、青少年育成の重要性を共有し、自己肯定感や自立心の向上に繋がる事業に取り組みます。結びに、子ども達を守り育てていくことは必ずや社会のため、日田市のためになります。私達が懸け橋となり、青少年を共に育て共に歩み続けられる社会を作ります。


拡大共感委員会 神川 聖也

明るい社会の実現という共通の理念を持つ、我々日田青年会議所は本年度70周年を迎えます。持続可能な地域を創るためには、諸先輩方が築き上げた歴史、想いを我々は次世代へ紡ぎ、更なる地域の発展の一助となるべく運動を展開していく必要があります。まずは、明るい社会の実現という理念に共感し、行動を共にする青年経済人への理念共感拡大運動を展開します。また、各種研修を実施しメンバー同士の理念、絆を深め強靭な組織を作ります。さらに、世界情勢が不安定な今だからこそ韓国釜山沙上青年会議所との積極的な交流をし、幅広い価値観、互いを尊重する機会を創出します。そして、これまで地域の為に誠心誠意尽力いただいた卒業生へ感謝と敬意を伝えるために、涙溢れる盛大な卒業セレモニーを行います。結びに、思いを共感する青年経済人と明るい未来のために共に歩み続け、70周年という節目が日田青年会議所、日田市の更なる飛躍のきっかけとなるよう全力で邁進します。


総務共有委員会

委員長  横尾 昌紀

総務共有委員会は、各委員会や出向者が発信する活動を下支えするという重要な役割を担っています。しかし、日田青年会議所はこの3年間思うような活動もできず、また例会や総会を現地出席する人数も以前より減っていましたが、ようやくコロナウイルスでの様々な制限が緩和され、本当の意味でのWITHコロナ1年目になる年だと思います。そのような年に日田青年会議所は70周年を迎えることとなりました。これまで先輩方が積み重ねてきた70年の歴史や思いを我々は繋いでいかなければなりません。その為にもメンバー同士が思いや情報を共有することが必要だと考えます。そしてその場を作り上げるのが総務共有委員会の大きな担いになります。まず総務共有委員会の基本事業は例会と総会の企画運営です。コロナ禍でハイブリッド形式の例会・総会が主流となりましたが、やはり現地で例会に参加し直接思いを聞いたり話したりすることで、それぞれが持つ思いがより伝わり親睦を深められると思います。その為にもメンバーが安心して参加できるよう感染対策を整え、また予め日にち時間を共有することにより現地参加しやすい環境を整えます。次に広報活動です。昨年から力を入れているSNSによる例会・総会や各事業活動の発信を継続して行い更に発展させたいと考えています。現在は主に活動内容の投稿を行っておりますが、今年度はSNSの配信機能なども駆使してよりタイムリーに発信していきます。多くの方にリアルタイムで見てもらうことにより、身近に感じ、私たちの活動に興味を持ってもらうことで認知度向上に繋げていきます。また今年の委員会名に共有という言葉もあり地域の方に活動の他にもメンバーの仕事や情報を共有し、何か困った時に声をかけてもらえるような発信もしていくことが地域の方との繋がりをより強くしていくことになると思います。結びに、例会・総会の運営においては、委員会メンバーが役割を理解し自発的に動くことにより、メンバー同士がしっかり仲を深められる場を提供していき、また日田青年会議所の運動がより地域の方へ認知され、共に歩み続けられるよう運動を展開していきます。

事業計画

① 例会・総会の企画運営
② 認知度向上に関わる広報活動
③ 70周年式典事業の企画運営


まちづくり共創委員会

委員長  伊東 大輝

なぜ日田で暮らしているのかと問われた時、私は自信を持って日田が好きだからと答えます。この地には温かい人々、豊かな自然、春夏秋冬の祭り、そして先人たちが築いてきた歴史といった沢山の魅力が溢れています。しかし、そんな日田市も少子高齢社会となり、人口減少や都市部への人口流出が進み、消滅可能性都市に指定されている現実があります。日田市を持続可能な都市にしていくためには、“日田が好き”と思う人を増やし、多くの人が活躍できる地域を作っていくことが必要だと考えます。そこで何が必要か考えると、江戸時代にあった咸宜園が浮かびます。塾名は「みなよろし」という意味であり、身分に関係なく誰もが学ぶことができる場所でした。“みんなに質の高い教育”を与えた咸宜園は、SDGs(持続可能な開発目標)を取り入れ多様性(ダイバーシティ)を尊重する社会を200年前に実践していたと言えるのではないでしょうか。だからこそ全国から塾生が集まり、多くの人材を輩出した歴史があります。このような地域の魅力に気づき、磨いていけば持続可能な地域に繋がっていくと私は確信しています。まちづくり共創委員会では、SDGsへの取り組みを加速させていくことで日田の魅力を全国に発信し、市の発展に繋げていきます。日田には水・緑・ものづくりと、目を向ければSDGsにつながるものが溢れています。そんな日田の身近な魅力について市民の皆様と共に考え、発信していくことで日田市内外の方にこの地域の魅力を認識してもらう事業を構築していきます。また、県外からの移住者数県下1位を誇る日田市では、出身や年齢、性別、人種を問わず誰もが活躍できる多様性を持ったまちづくりが求められているからこそ、まちづくりの各団体と積極的に協働していき、誰もが日田を好きになる運動を展開していきます。これからも輝く個性が調和する未来を目指して日田青年会議所は日田市と共に歩み続けて参ります。

事業計画

① 日田市のSDGs推進に関わる事業
② 多様性を育むまちづくり事業
③ 70周年祝賀会事業の企画運営


青少年共育委員会

委員長 武内 桃子

近年加速する少子化は日田市においても例外ではなく、2040年には人口がピーク時の半分以下になることが予想されています。本来であれば家庭、学校、地域がそれぞれの役割を果たし、社会全体で子どもを育むことが必要不可欠ですが、現在、核家族化や地域コミュニティの衰退により、子ども達が同世代の子どもや周囲の大人と触れ合う機会が減っています。また、様々な社会課題が存在する中、若者の社会意識やボランティア活動に対する興味の希薄化が目立っています。そこで当委員会では、今いる大切な子ども達がたくましく自立していくために、日田市やまちの若い世代と協力し、青少年の育成に取り組んでいきます。まず、ボランティア離れが懸念されている今、若者の社会的問題に対する意識を醸成するために、青少年と共に行う献血事業を構築します。献血には一定の年齢制限があり、この超高齢社会において10〜30代の献血者が年々減少していることは社会的問題となっています。この事業では、献血についての学習や献血の体験を通して社会に貢献することの喜びを知ってもらい、献血を始めとした社会課題解決への持続的な協力を促します。次に、日田市と共に作り上げる青少年育成事業です。近年低下しているといわれる子どもの自己肯定感は、ありのままの自己を受け入れ、やりたいと思ったことに挑戦したり、他者と切磋琢磨することで得られる達成感から生まれます。この事業では、子ども達が主体的に考え、同世代の仲間や地域の大人と活動することを通して、自立心や自己肯定感を向上させることを目指します。そして、事業を展開していく上で、日田市とも青少年育成の重要性を共有し、共に作り上げていきます。結びに、子どもは社会を映す鏡と言われております。青少年育成事業を通して我々大人も子ども達と共に成長し、子どもと大人とまちが共に歩み続けられる社会を作ります。

事業計画

① 青少年と共に行う献血事業
② 日田市と共に作り上げる青少年育成事業
③ 70周年式典事業の企画運営


拡大共感委員会

委員長 平川 朝樹

2020年に新型コロナウイルスが社会に蔓延し、感染拡大対策をしながら過ごす日々も約3年の月日が経過しましたが未だにコロナ前の日常には戻れていません。しかし、昨年から徐々に全国各地で各種イベントの開催や人と人との対面による交流が増えているように感じます。そして、会員拡大活動も直接的に対面が出来る環境が整ってきた今だからこそ加速させなければなりません。その為、まずは「明るい社会実現の為、社会の問題を解決して、持続可能な地域を創る」というこの想いを職業や性別に囚われずより多くの方に伝える為、理念を共感してもらえる運動を展開します。これにより組織の活気向上、様々なアイデアや多角的な意見など組織に良い影響を与え、日田青年会議所の運動がより良いものとなります。さらに、メンバー及びOBの皆様からの情報の集約をメンバー間で共有していき、一人でも一回でも多くお会いして会員拡大に繋げていきます。一方で、新入会員は入会後に少なからず不安を抱いています。入会後のフォローやメンバー全員での雰囲気作りにも力をいれていきます。そして、日田青年会議所のメンバーがより一層、成長への足がかりとなるような研修を行います。また、韓国釜山沙上青年会議所との国際交流事業は、ここ数年コロナ禍もあり交流する機会は少なくなっています。異国文化に触れたり、現地に住まわれている方と交流をすることにより、自分自身の価値観や国際的な視野を拡げる絶好のチャンスとなり、さらなる成長をすることができます。その為に積極的に交流できる機会を、模索しながらお互いを尊重し成長し合える場を作ります。そして、本年度まで日田青年会議所にご尽力された卒業生に、メンバーが日頃の感謝や様々な功績を称え想い出を共有し、卒業生の今後さらなる活躍を祈念し盛大に卒業セレモニーを執り行います。最後に、日田青年会議所の運動はメンバーがいてこそ成り立ちます。その為拡大共感委員会では一人でも多く、理念に共感しお互いが切磋琢磨し共に歩み続けられる仲間を増やし、これまで以上に活気に満ちあふれた組織を目指す為に邁進していきます。

事業計画

① 会員拡大運動
② 国際交流事業
③ 卒業セレモニー事業の企画運営
④ 70周年祝賀会事業の企画運営


70周年記念室

室長  冨安 大二郎

これまで私たち日田青年会議所は70年という長い歩みの中で、その時代に合わせた様々な活動・運動を行い、地域と共に歩んできました。毎年、目の前の課題に対して短期的目標を掲げて様々な活動・運動を行ってきましたが、中期的に地域の未来を考え、その未来を実現可能にするための継続的な行動を起こす機会は多くはありませんでした。青年会議所が掲げる長期ビジョンである明るい豊かな社会を実現させるために、70周年という節目を機会に、日田青年会議所が地域の企業・組織・団体と共に地域の未来を考え、共に歩んでいくための道しるべをつくる必要性を感じています。まずは、地域の企業・組織・団体を巻き込みながら、ワークショップを通じて次の節目である75周年に向けた5か年の地域中期ビジョンの策定を行います。さらに、つくり上げたビジョンを地域の皆さまに共有する機会を設けます。次に、地域のリーダーを選出する市長選挙に関連して、未来を担う若者が選挙に関心を持てるような機会や候補者の考えを広く日田市民に知って頂く場を創出します。また、70年という長い年月の中で、これまでご支援いただいた先輩方や市民の皆様、市内外の関係団体の皆様に感謝や尊敬の念を広く発信するための70周年記念式典事業を行います。その中で、地域と共に歩み続けるための日田青年会議所の地域中期ビジョンを、大分県内のJC、友好JC、そして地域の関係団体と共有します。最後に、70周年という節目が日田青年会議所にとって、地域にとって、大きな飛躍のきっかけとなるように全力で邁進していく所存です。

事業計画

① 日田青年会議所創立70周年に関する事業の統括
② 地域中期ビジョンの策定
③ 市内選挙に関わる記念事業